2026年のFIFAワールドカップを戦った日本代表26人を、出身地で並べてみました。神奈川県は7人で、2位の県の2人を大きく引き離しています。そして地図に落とすと、青葉区の板倉滉選手に加え、隣の都筑区、川崎市宮前区、川崎市麻生区にそれぞれ1人ずつ。区境をはさんで、代表が4人いました。
26人を出身都道府県で数えると、神奈川県が7人。次に多いのは2人で、埼玉・静岡・大阪・愛媛の4府県です。残る11都県は1人ずつでした。1つの県から4分の1以上が出ています。
青葉区の板倉滉選手。隣の都筑区から小川航基選手、区境の北側の川崎市宮前区から田中碧選手、川崎市麻生区から久保建英選手。青葉区が接している5つの自治体のうち3つから、代表が1人ずつ出ています。
GKの早川友基選手は相模原市の出身ですが、高校は青葉区鉄町の桐蔭学園です。2002年大会で日本代表のキャプテンを務めた森岡隆三さんも、同じ桐蔭学園の出身でした。
2026年6月、横浜青葉チャンネルのXで「今回のW杯日本代表には神奈川県出身の選手が多い」と投稿しました。これが、これまでの投稿でいちばん多く見られた1本になりました。
ただ、そのとき挙げたのは速報の範囲の名前でした。大会が終わったので、最終的に登録された26人を、公表されている出身地で1人ずつ数え直しています。
26人を都道府県別に並べると、神奈川県が7人でいちばん多くなりました。次に多いのは2人で、埼玉・静岡・大阪・愛媛の4府県。残る11都県は1人ずつです。
26人のうち7人、4分の1以上が1つの県から出ている計算になります。大会直前にけがで離脱した遠藤航選手も横浜市の出身なので、遠藤選手を入れれば8人でした。
7人の出身地を市区町村まで見ると、偏りがはっきりします。
まず、青葉区出身の板倉滉選手。荏子田小学校とすすき野中学校に通い、地元のあざみ野FCでサッカーを始めた選手です。
そして、青葉区の隣。東側の都筑区から小川航基選手。北側、区境の向こうの川崎市宮前区から田中碧選手、北西の川崎市麻生区から久保建英選手。
青葉区が接している自治体は、横浜市の緑区と都筑区、川崎市の宮前区と麻生区、東京都町田市の5つです。そのうち3つから1人ずつ、青葉区を入れると4人が代表に入っています。
26人の出身地は全国に散らばっています。そのなかで4人がこれだけ近いのは、偶然にしては固まりすぎていると思います。
この26人には入っていませんが、もう1人触れておきたい選手がいます。三笘薫選手です。
三笘選手は川崎市の出身で、田中碧選手の1学年上。2人は同じ小学校と中学校に通い、鷺沼で活動する少年チーム「さぎぬまSC」から、ともに川崎フロンターレのアカデミーへ進みました。鷺沼はたまプラーザの隣の駅で、青葉区との区境のすぐ北側です。
2026年3月31日にはウェンブリー・スタジアムでのイングランド戦で得点し、日本代表のイングランドからの初勝利に貢献しています。ただ直前のリーグ戦で負傷し、5月15日のメンバー発表では選外になりました。
三笘選手も数えれば、青葉区とその隣の3区の出身で、この大会の前後に日本代表に入っていた選手は5人になります。
理由を1つに決めることはできません。ただ、表の「高校年代」の列を見ると、手がかりがあります。
板倉選手と田中選手は、どちらも川崎フロンターレのU-18の出身です。久保選手はFC東京のU-18。青葉区の周りは、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、FC東京、東京ヴェルディといったクラブの下部組織に、電車やバスで通える距離にあります。
地元の少年チームでサッカーを始め、中学・高校年代でプロの下部組織に移る。青葉区とその周りの子どもにとって、それが特別な道ではなく、手の届く道になっている。4人の経歴を並べると、そう読めます。
もう1人、青葉区に縁のある選手がいます。GKの早川友基選手です。
出身は相模原市ですが、高校は青葉区鉄町の桐蔭学園でした。横浜F・マリノスのジュニアユースから桐蔭学園高校、明治大学を経て鹿島アントラーズに入っています。
桐蔭学園といえば、2002年の日韓ワールドカップで日本代表のキャプテンを務めた森岡隆三さんの母校でもあります。森岡さんは青葉区の出身で、地元でサッカーをしてから桐蔭学園に進みました。24年をはさんで、同じ区内の高校からワールドカップ日本代表が出たことになります。
日本代表はグループステージでオランダと2-2で引き分け、チュニジアに4-0で勝ち、スウェーデンと1-1で引き分けて突破しました。ラウンド32でブラジルに1-2で敗れています。
板倉選手は守備の中心として、チュニジア戦とスウェーデン戦に先発しました(スウェーデン戦は前半39分で交代)。久保選手はオランダ戦に先発、田中選手はチュニジア戦とスウェーデン戦に先発し、ブラジル戦にも途中から出ました。小川選手はオランダ戦、スウェーデン戦、ブラジル戦の3試合に途中から出ています。
大会のあと、板倉選手は2026年8月にアヤックスからドイツのボルシア・メンヒェングラートバッハへ移りました。1年ぶりの古巣への復帰です。
次のワールドカップは2030年です。そのとき代表に入る選手は、いま10代の後半から20代の前半。青葉区とその周りの少年チームや下部組織で、ボールを蹴っている年代です。
区内の少年チームで育った選手が次の代表に入ったら、また数え直します。この記事に抜けている選手や、区内のチームの出身だと分かっている選手がいたら、お問い合わせフォームから教えてください。
| 都道府県 | 人数 | 選手 |
|---|---|---|
| 神奈川県 | 7人 | 板倉滉、小川航基、早川友基、伊東純也、鈴木唯人、田中碧、久保建英 |
| 埼玉県 | 2人 | 鈴木彩艶、渡辺剛 |
| 静岡県 | 2人 | 後藤啓介、伊藤洋輝 |
| 大阪府 | 2人 | 前田大然、瀬古歩夢 |
| 愛媛県 | 2人 | 長友佑都、鎌田大地 |
| その他11都県 | 各1人 | 東京・千葉・茨城・愛知・岐阜・三重・兵庫・岡山・福岡・熊本・鹿児島 |
| 選手 | 出身地 | 高校年代 | 青葉区との関係 |
|---|---|---|---|
| 板倉滉(DF) | 横浜市青葉区 | 川崎U-18 | 区内出身 |
| 小川航基(FW) | 横浜市都筑区 | 桐光学園高 | 隣の区 |
| 田中碧(MF) | 川崎市宮前区 | 川崎U-18 | 隣の区 |
| 久保建英(MF) | 川崎市麻生区 | FC東京U-18 | 隣の区 |
| 早川友基(GK) | 相模原市中央区 | 桐蔭学園高 | 高校が区内(鉄町) |
| 伊東純也(FW) | 横須賀市 | 逗葉高 | — |
| 鈴木唯人(MF) | 三浦郡葉山町 | 市立船橋高 | — |