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青葉台東急スクエア5階に
「本と過ごす場所」ができる

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2026年10月22日取材・文 横浜青葉チャンネル編集部

横浜市が、滞在型の図書拠点「ブックス&ラウンジ(仮称)」を青葉台東急スクエア South-1 本館5階につくります。オープンは2027年の春、広さは約300平方メートル。本の貸出と返却に加えて、座って過ごせる空間を備えます。飲み物や食べ物の持ち込みもできる想定で、市は「通勤や買い物のついでに立ち寄れる場所」と説明しています。同じ5階にはコンサートホールと学童保育があり、どう共存させるのかは、まだ示されていません。

この記事のポイント

01

2027年の春、5階に約300平方メートル

設計と工事は2026年度中に進めます。上大岡駅の京急百貨店6階にも同じ広さの拠点ができ、2か所は同時にオープンする予定です。

02

本を借りる場所から、過ごす場所へ

貸出と返却に加えて、座って過ごせる空間を備えます。市の資料には「飲み物を片手に、くつろぎながら、会話や交流を楽しむ」場面が描かれています。

03

市全体では、12か所を40か所に

市は図書取次拠点を令和11年までに40か所程度へ増やします。2027年の春には10か所が新しく開き、そのうち2か所がこのブックス&ラウンジ型です。

5階に、本と過ごす場所ができる

駅を出て、5階へ

青葉台駅から歩いて3分。青葉台東急スクエア South-1 の本館に入り、エレベーターで5階へ上がると、いまはコンサートホールのフィリアホールと、学童保育のキッズベースキャンプα青葉台がある階です。そこに、市の図書拠点が入ります。

広さは約300平方メートル。25メートルプールの水面とほぼ同じ大きさです。駅から歩いて3分の、駅前の建物です。

本を借りる場所から、過ごす場所へ

市が想定しているのは、本を借りて帰るだけの場所ではありません。飲み物を片手にくつろぎながら会話を楽しむ。本と出会って、読みふける。通勤や通学、買い物のついでにふらっと立ち寄る。市の資料には、そんな3つの場面が絵で示されています。

市の資料には、飲み物を片手にくつろぎながら会話や交流を楽しむ場面が描かれています。飲食物の持ち込みも可能にする方針だと、地元紙が伝えています。図書室に飲み物を持ち込んでいい、という時点で、これまでの図書館とは別のものになろうとしています。

市は「民間事業者と連携しながら整備を進める」としています。運営を誰が担うのかは、まだ示されていません。

同じ階に、ホールと学童保育

ひとつ気になるところがあります。5階にはフィリアホール(青葉区民文化センター)があり、演奏会が開かれます。学童保育のキッズベースキャンプも同じ階です。そこに「会話や交流を楽しめる空間」が入る。

音をどう扱うのか、動線をどう分けるのか。今回の発表では、その点には触れられていません。開室時間も未定で、市の担当者は「商業施設の営業時間となるべく合わせたい」と話しています。夜の公演がある日とどう折り合うのかも、これからの話です。

なぜ、駅前なのか

市が駅前の商業施設を選んだのには、わけがあります。市が行った市民アンケートでは、市立図書館を利用しなかった理由として「気軽に立ち寄れる場所にない」が最も多く挙がりました。

横浜市の市立図書館は、中央図書館と各区1館ずつの地域図書館で18館。市民1人あたりの蔵書数が、他の政令市より少ないことも、以前から課題とされてきました。本を置く場所を増やすのではなく、人が通る場所に本を持っていく。今回の拠点は、その発想でつくられます。

青葉区は、図書の実験区だった

青葉区は、横浜市が図書の拠点を試してきた場所です。市立図書館はあざみ野の山内図書館の1館だけ。その代わりに、2004年度の区民意識調査で「日常生活で不足している」の1位に図書館が挙がったことをきっかけに、2005年、市が尾駅に市内初の返却ポストが置かれました。

いま市内に12か所ある図書取次拠点のうち、7か所が青葉区にあります。区民が本を受け取れる場所は、市内でいちばん多い。今回の拠点は、その延長線上にあります。

市全体では、12か所を40か所に

市は、図書取次拠点を令和11年(2029年)までに40か所程度へ増やします。いまが12か所なので、30か所ほどを新しくつくる計算です。

2027年の春には10か所が開きます。内訳は、ブックス&ラウンジ型が2か所(青葉台と上大岡)、地区センターなどを使う従来型が8か所。従来型は矢向、藤棚、若葉台、中山、大正、上郷、下和泉の各地区センターと、ビアレヨコハマです。

ブックス&ラウンジ型は、市域の4方面に1〜2か所ずつ。横浜駅周辺の場所は、2026年度中に決まるとされています。青葉区で新しくできる拠点は、今回の1か所だけです。

まだ決まっていないこと

席数、運営する事業者、開室時間。どれも、まだ示されていません。蔵書は3千冊から5千冊ほどの収容を検討している段階で、棚のテーマを月ごとに変える案も出ています。

お金の話は、2026年度の予算案に図書取次拠点の増設費用として約3億1千万円が計上されています。ただしこれは拠点全体の額で、青葉台の1か所にかかる費用は分かっていません。

分かりしだい、このサイトでお知らせします。

この話の背景

青葉区の図書環境については、9月に「図書館が足りないと言い続けて20年」という記事を書きました。市立図書館が1区に1館という前提のなかで、青葉区がどうやって本を届けてきたかの記録です。今回の拠点は、その続きにあたります。

この記事の情報について

場所
青葉台東急スクエア South-1 本館5階(青葉区青葉台2-1-1)
広さ
約300平方メートル
オープン
2027年(令和9年)春
工事
2026年度(令和8年度)に設計と工事
できること
本の貸出と返却、滞在スペース、閲覧や読み聞かせのエリア(市の想定)
飲食
飲み物を片手にくつろげる想定(市の資料)。飲食物の持ち込みも可能になると地元紙が報道
蔵書
約3千〜5千冊の収容を検討(2026年2月時点の報道)
予算
2026年度予算案に図書取次拠点の増設費用として約3億1千万円(拠点全体の額)
開室時間
未定。「商業施設の営業時間となるべく合わせたい」と市の担当者
同じ階
フィリアホール(青葉区民文化センター)、キッズベースキャンプα青葉台(学童保育)
同時に開く場所
上大岡京急百貨店6階(約300平方メートル)
場所・広さ・開設時期・スケジュール・想定している使い方・上大岡の拠点が京急百貨店6階であることは、横浜市の「図書取次サービス」のページ(令和8年9月25日最終更新)の検討状況と、広報よこはま2026年9月27日号の特集によります。開室時間が未定であること、「商業施設の営業時間に合わせたい」という市の担当者の説明、飲食物の持ち込みを可能にする方針は、タウンニュース青葉区版(2026年10月22日)によります。蔵書を3千冊から5千冊で検討していること、2026年度予算案の図書取次拠点の増設費用が約3億1千万円であること、市民アンケートで「気軽に立ち寄れる場所にない」が最も多かったことは、タウンニュース(2026年2月19日)が市の予算案と説明をもとに報じた内容です。青葉区内の図書取次拠点が7か所であることは、横浜市山内図書館の「青葉区図書取次サービス」のページで、5階に入っている施設は青葉台東急スクエアのフロアガイドとフィリアホールの公式サイトで確認しました。2004年度の区民意識調査と、市が尾駅の返却ポスト設置の経緯は、横浜市政策局の広報誌「調査季報」第157号に掲載された区役所職員による報告によります。ヘッダーとサムネイルは、ラウンジの様子をイメージした生成AIの画像で、実際の施設ではありません。

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