青葉区の公立中学校の野球部員が集まった選抜チーム「青葉スピリッツ」が、来年3月の全国大会に出ます。タウンニュースによると、横浜市の公立校のチームが全国に進むのは初めてです。設立3年目、ふだんは別々の学校でプレーする42人が、どうやって県の決勝まで勝ち上がったのか。大会の公式記録で、4試合をたどりました。
県予選で準優勝し、来年3月の全国大会への出場が決まりました。神奈川からは優勝の相陽クラブと、青葉スピリッツの2チームが出ます。
藤沢市立片瀬中との準々決勝は、延長までもつれて0対0。タイブレークで5対2と勝ち切りました。
各中学校の野球部員が、月1回の練習と夏の集中練習だけで一つのチームになっています。今夏は横浜市の大会で初優勝しました。
青葉スピリッツは、青葉区の公立中学校の野球部員が集まった選抜チームです。できてから3年目。今のメンバーは42人で、ふだんはそれぞれの学校の野球部で練習しています。
全員がそろうのは、月に1回の練習と、夏からの集中練習のときだけです。代表や監督は、区内の中学校の先生たちが務めています。
この夏、チームは横浜市の夏季大会で初めて優勝しました。その勢いのまま、9月の県予選に進みます。
県予選の1回戦は、鎌倉軟式野球クラブに4対1で勝ちました。
山場は準々決勝でした。相手は藤沢市立片瀬中。1回戦で11点を取って勝ち上がってきたチームです。試合は両チームとも点が入らないまま、8回まで0対0。延長タイブレークに入りました。
流れを変えたのは走塁です。タイブレークの9回、相手の守りのすきを突いてタッチアップを決め、流れを引き寄せます。結果は5対2。チームが目指してきた「負けない野球、失点しない野球」が、そのまま形になった試合でした。
4日後の9月26日、準決勝で川崎の麻生ベースボールクラブと対戦しました。終盤のピンチをバッテリーの連携でしのぎ、2対1で逃げ切りました。
同じ日の決勝の相手は、相模原の相陽クラブ。3対6で敗れて準優勝でしたが、神奈川からは上位2チームが全国大会に出られます。こうして、横浜市の公立校のチームとして初めての全国が決まりました。
県予選に出た16チームのうち、8チームはクラブチームでした。全国大会はさらに顔ぶれが厚く、優勝は2025年と2024年が石川の星稜中、2026年が群馬の桐生大学附属中と、私立の強豪が続いています。
そのなかに、学校の部活の選手が集まったチームが入っていきます。主将の高手椋三さん(あかね台中2年)は「自分だけでなく全員でつかみ取った全国。負けない野球を基礎から徹底して挑みたい」と話しています。投手は高手さんと村下央馬さん(谷本中2年)の二本柱です。
監督の木村康人先生(あかね台中)は「これまでのつながりが結実した。チーム青葉区として一戦一戦を勝ちにいきたい」と話しています。
全国大会は、タウンニュースによると2027年3月19日に開幕します。全日本軟式野球連盟からは、日程と会場はまだ発表されていません(前回の第17回は、岡山県倉敷市などで3月20日から開かれました)。中学1・2年生(新2・3年生)による新人戦の全国大会で、高校野球の「春のセンバツ」のような憧れの大会になるようにと、2010年に始まりました。
チームは、選手たちの遠征費を集めるため、クラウドファンディングを予定しています。始まったら、このサイトでもお知らせします。
この夏には、市ケ尾高校の野球部が創部53年目で初めて夏の神奈川大会ベスト8に入りました。青葉区の公立校の野球が、続けて大きな舞台に立とうとしています。
| 日付 | 回戦 | 相手 | スコア |
|---|---|---|---|
| 9月19日 | 1回戦 | 鎌倉軟式野球クラブ | ○ 4-1 |
| 9月22日 | 準々決勝 | 藤沢市立片瀬中 | ○ 0-0(タイブレーク5-2) |
| 9月26日 | 準決勝 | 麻生ベースボールクラブ(川崎) | ○ 2-1 |
| 9月26日 | 決勝 | 相陽クラブ(相模原) | ● 3-6 |