横浜青葉チャンネルのXで「青葉区最強の駅はどこだと思う?」と聞いたところ、320票が集まりました。1位はたまプラーザ駅で57%。ところが東急電鉄が公表している乗降人員を並べてみると、区内で最も人が乗り降りしている駅はたまプラーザではありません。票と数字がずれた理由を追いました。
320票のうち57%、およそ180票がたまプラーザ駅に入りました。2位の青葉台駅が25%、3位のあざみ野駅が14%で、上位3駅で96%を占めています。区内には6つの駅がありますが、票が動いたのは実質3駅だけでした。
東急電鉄が公表している2025年度の数字では、あざみ野駅が1日12万498人、青葉台駅が10万99人。たまプラーザ駅は8万825人で、区内3位です。人の多さで言えば、票の順位と逆になります。
2026年6月に「青葉区で住みたい駅No.1は?」と聞き直したところ、1位は青葉台駅でした。たまプラーザとの接戦です。聞き方を「最強」から「住みたい」に変えただけで順位が動いたことになります。
2025年7月、横浜青葉チャンネルのXで「青葉区最強の駅はどこだと思う?」と聞きました。深く考えて出した質問ではなく、思いつきの投票でしたが、2日で320票が集まりました。当時のフォロワー数を考えると、かなり反応があったほうです。
結果はたまプラーザ駅が57%で1位。2位が青葉台駅の25%、3位があざみ野駅の14%でした。投票中に「たまプラーザ強すぎますが、青葉台・あざみ野派も負けるな」と煽ってみましたが、最後まで差は縮まりませんでした。
ここで気になったのが、この順位が実際の人の流れと合っているのかということです。東急電鉄は駅ごとの乗降人員を毎年公表しています。2025年度の数字を見ると、区内で最も多いのはあざみ野駅の1日12万498人。次が青葉台駅の10万99人で、たまプラーザ駅は8万825人でした。票で1位だった駅が、人の数では3位です。
あざみ野駅が多いのは、田園都市線と横浜市営地下鉄ブルーラインの乗換駅だからです。横浜方面や新横浜へ出る人がここで乗り換えます。青葉台駅も、駅を使う10万人のうち6万人が定期券の利用者で、通勤通学で毎日使われている駅だと分かります。
では、たまプラーザ駅の57%は何を指していたのか。数字を見ると特徴がひとつあります。定期外の利用が4万591人で、定期の4万234人を上回っている。上位3駅でこうなっているのはたまプラーザ駅だけです。青葉台駅は6対4、あざみ野駅も6対4で定期に寄っています。
つまり、たまプラーザ駅は通勤で通り過ぎる駅ではなく、用があって降りる駅です。駅直結の商業施設があり、休日に人が集まる。「最強」と聞かれたときに思い浮かぶのは、毎朝使う駅ではなく、出かけたくなる駅だったということだと思います。前年度からの伸びも2.6%で、区内6駅でいちばん大きい。
もうひとつ、面白い結果があります。10か月後の2026年6月に「青葉区で住みたい駅No.1は?」と聞き直したら、1位は青葉台駅でした。たまプラーザとの接戦を制しての1位です。「最強」だと商業施設のある駅が選ばれ、「住みたい」だと生活の駅が選ばれる。同じ人たちに聞いても、言葉を変えると答えが変わります。
票が入らなかった3駅のことも書いておきます。市が尾駅は1日3万9,425人、江田駅は3万2,331人、藤が丘駅は2万5,968人。上位3駅とは規模が違いますが、藤が丘駅は定期1万2,108人に対して定期外1万3,860人で、こちらもたまプラーザ駅と同じく定期外のほうが多い駅です。昭和大学藤が丘病院があるためだと思われます。数字を並べると、駅ごとの性格がはっきり分かれて見えてきます。
2025年7月に横浜青葉チャンネルのX(旧Twitter)で実施。有効投票320票。上位3駅のみ掲載しています。
| 駅名 | 1日の乗降人員 | うち定期 | 前年度比 |
|---|---|---|---|
| あざみ野 | 120,498人 | 72,628人 | +1.9% |
| 青葉台 | 100,099人 | 60,198人 | +2.0% |
| たまプラーザ | 80,825人 | 40,234人 | +2.6% |
| 市が尾 | 39,425人 | 22,988人 | +2.1% |
| 江田 | 32,331人 | 21,886人 | +1.3% |
| 藤が丘 | 25,968人 | 12,108人 | +1.8% |